2009年4月26日日曜日

苦しくなってからが勝負

小さな頃、父親に言われた言葉で今でも糧にしている言葉がこの言葉です。

陸上…というか、小さな頃のマラソン練習で、きつくなって走り終えて、ゼーゼー息を吐いている時、こんな風に言われました。
「苦しくなってからが勝負だからな、楽な時は大したことない、どうってことないんだ。苦しくなった時、きつくなった時、そこからが本当の勝負なんだぞ。そこで自分に負けるな、そこからが勝負なんだ」

これが、陸上競技だけでなく、いろいろな場面に出てきます。悔しい思いをした時、嫌な思いをした時、辛い時、自身を励ますのはこの言葉でした。「よし、これからが勝負なんだ。ここで負けるな」、と。
部員の子たちも、きっとどこかで悩み、苦しみ、辛い時を過ごす時期があると思います。その「冬の時代」をどう乗り越えるか。苦しくなってからが勝負だと、心に留めてほしいと思います。

昨日・今日で、県春季大会が終わりました。
内山が創造学園初の東海選手権の出場権を手に入れましたが、中学時代400mで北信越大会出場の彼も去年一年間は400mの自己記録を更新していません。辛い時間だったと思います。それでも、苦しい一年を乗り越えた結果が、ここでようやく見えてきました。波多野は怪我明けでよく走り切りました。この状態で完走できたことが、何より素晴らしいことです。小板橋は障害の跳び方が少しずつ上手くなってきましたので、練習量の不足(特にビルドアップ系、ハイペース走系)を入れていけば、後半もう少しまとめられると思います。上原は練習、練習が大切。その練習のための、気持ちの準備がもっと大切。忠地は強風の中でもある程度の強さを見せられるようになりました。もう一つ上のレベルを、上の景色を見せてやりたいものです。渡邉と佐々木は悔しさを次に変えることが重要。継続した練習をするために、「次こそは」という気持ちを忘れてほしくないと思います。新入生の中で最も練習への移行が早かった小柳は、昨年度のこの大会の内山の記録よりも好タイムを残しています。やっていることに自信を持って、次に繋げてほしいと思います。

yamazaki