2009年3月30日月曜日

湘南合宿



3月29日から30日にかけて神奈川県の湘南海岸合宿を行いました。

天候にも恵まれ、量、質ともに充実した走りこみを行うことができました。

生徒たちは初めての砂浜での走りこみでしたが、接地のポイントや切り替えしのコツをつかむべく何度も繰り返し走りました。

この春休み中は合宿を2度行い、競技力だけでなく、日常生活での集団行動やマナーといった点でも学ぶことがたくさんあったと思います。

この経験を糧として、今シーズン活躍していきたいと思います。

todoriki

創造学園大学附属高校陸上競技部

2009年3月16日月曜日

花を咲かせましょう

目の前に、花瓶があります。
この花瓶に花を差します。綺麗な花を咲かせようと思ったら、何が必要でしょうか。

当たり前の答えかもしれませんが、「水」ですね。
それでは、花瓶を逆さまにしていたらどうでしょう。水は花瓶の底に当たるだけです。綺麗な花など咲くはずがありません。
ではどうすれば良いでしょうか。

これも当たり前の答えです、「花瓶を上向きにすればいい」ですね。

しかし、これが重要なことだと思います。
綺麗な花を咲かせようと思って、水を用意しても、花瓶が「下向き」ならば花は咲かない。
花を咲かせようと思ったら、花瓶を「上向き」にしてやること。そうすれば、水は花瓶に注がれて花が咲く。

自分の心も同じ。
大きな夢を持っても、心が「下向き」ならば、どんな素晴らしいアドバイスを用意しても夢は咲かない。
夢を咲かせようと思ったら、心を「上向き」にしてやること。そうすれば、アドバイスは心に通じて夢が咲く・・・そう思います。

生徒だけでなく、私もそうです。辛いこと、悲しいことがあっても、心は上向きであり続けたいと思います。

yamazaki

2009年3月9日月曜日

巣立ちのとき


本校では3月5日に卒業式を挙行いたしました。
式に先立って、前日に卒業生2名のため、ささやかながら「陸上競技部3年生を送る会」を行いました。

赤穂中学校出身の林芳樹(長距離)は、本校陸上競技部の1期生として、3年間を頑張ってくれました。
1年目、一人きりで、私がつきっきりで練習をした日々が思い起こされます。蓼科の山登りをしたり、さまざまな県外の競技会にも連れて行ったりした思い出があります。2年次の中信新人戦では800m・1500m・5000m3種目で全て4位入賞という成績を残しました。
駒ヶ根中沢RCの出身でもある彼は、同クラブのご指導、ご父母の教育が行き届いていたのでしょう、非常に真面目でしっかりした生徒でした。地元を離れ、下宿生活・・・心細い日々もあったと思いますが、一生懸命な生徒でした。どちらかと言えばおとなしく主将タイプでは無いのかもしれませんが、非常に信頼のおける、「一代目主将」でした。卒業後は関東の大学に進みます。頑張って下さい。

高綱中学校出身の矢花祐太(短距離・跳躍)は、2年次から陸上競技部に入部しました。中学校時代はバレーボール部、しかも入部当初は50m8秒台でしたが、コツコツ積み重ねた結果、100m13秒台まで伸ばしました。他競技から経験の無い競技に移るのは非常に大変なことだったと思いますが、一言も「辞めたい」と漏らすことなく、最後までやり通した彼の心の強さには感服しました。卒業後は福祉の仕事に就きます。頑張って下さい。

林、矢花の軌跡が、陸上競技部の伝統の始まりの軌跡でもあります。
彼らの行く末に、幸多からんことを願っています。
卒業おめでとう。

yamazaki

2009年3月1日日曜日

必要性を感じる

「これをやらなくちゃいけない」
「あれをしなければならない」
こんな言葉があるでしょうが、さて、この台詞は誰の台詞でしょうか。
指導者や先生が思い浮かんだ人は、それは“やらされている練習”ではないでしょうか。
自分自身だと思った人は、素晴らしい、自分で“必要性を感じて”練習していますね。

明日オリンピックの大会なら、今日どんな一日を送りますか。
明日箱根駅伝出場なら、今日どんな練習をしますか。
明日インターハイの決勝なら、今日どんな過ごし方をしますか。
明日県大会なら、今日はどんな食事をしますか。
明日学校の練習なら、今日はどんな日にしたいですか。
そう考えると、今挙げた例でも、違った前日を過ごしていそうです。
この練習をすれば1年後には強くなる。こうやれば次の大会で記録がだせそうだ。
そう思っても、なかなか「明日が“その日”じゃないし・・・」と気乗りがしないこともあるのではないでしょうか。

でも、時は待ってくれません。
まだ高校生活はあと3年ある、2年ある、1年ある・・・そう思っているうちに、その時は迫ってきます。
だからこそ、自分のやっていることに自分自身で“必要性”を感じてみましょう。
どんな理由付けでも構いません。とにかく、自分に納得させる、自分が納得する理由を、必要性を感じるよう仕向けるのです。
そうすれば、きつい補強も、嫌いな練習も、好みではない野菜も、厳しい練習も、自分のために乗り越えられるのではないでしょうか。
これは日々の生活も同じ。
学校の先生に頭髪を注意された、授業態度を怒られた・・・それも、自分に必要なことだから「アドバイスをしてもらった」と思えば、次に活きると思います。
小さなことにも、必要性を感じて生活してみてはどうでしょうか。

yamazaki