2009年3月1日日曜日

必要性を感じる

「これをやらなくちゃいけない」
「あれをしなければならない」
こんな言葉があるでしょうが、さて、この台詞は誰の台詞でしょうか。
指導者や先生が思い浮かんだ人は、それは“やらされている練習”ではないでしょうか。
自分自身だと思った人は、素晴らしい、自分で“必要性を感じて”練習していますね。

明日オリンピックの大会なら、今日どんな一日を送りますか。
明日箱根駅伝出場なら、今日どんな練習をしますか。
明日インターハイの決勝なら、今日どんな過ごし方をしますか。
明日県大会なら、今日はどんな食事をしますか。
明日学校の練習なら、今日はどんな日にしたいですか。
そう考えると、今挙げた例でも、違った前日を過ごしていそうです。
この練習をすれば1年後には強くなる。こうやれば次の大会で記録がだせそうだ。
そう思っても、なかなか「明日が“その日”じゃないし・・・」と気乗りがしないこともあるのではないでしょうか。

でも、時は待ってくれません。
まだ高校生活はあと3年ある、2年ある、1年ある・・・そう思っているうちに、その時は迫ってきます。
だからこそ、自分のやっていることに自分自身で“必要性”を感じてみましょう。
どんな理由付けでも構いません。とにかく、自分に納得させる、自分が納得する理由を、必要性を感じるよう仕向けるのです。
そうすれば、きつい補強も、嫌いな練習も、好みではない野菜も、厳しい練習も、自分のために乗り越えられるのではないでしょうか。
これは日々の生活も同じ。
学校の先生に頭髪を注意された、授業態度を怒られた・・・それも、自分に必要なことだから「アドバイスをしてもらった」と思えば、次に活きると思います。
小さなことにも、必要性を感じて生活してみてはどうでしょうか。

yamazaki