2009年3月9日月曜日

巣立ちのとき


本校では3月5日に卒業式を挙行いたしました。
式に先立って、前日に卒業生2名のため、ささやかながら「陸上競技部3年生を送る会」を行いました。

赤穂中学校出身の林芳樹(長距離)は、本校陸上競技部の1期生として、3年間を頑張ってくれました。
1年目、一人きりで、私がつきっきりで練習をした日々が思い起こされます。蓼科の山登りをしたり、さまざまな県外の競技会にも連れて行ったりした思い出があります。2年次の中信新人戦では800m・1500m・5000m3種目で全て4位入賞という成績を残しました。
駒ヶ根中沢RCの出身でもある彼は、同クラブのご指導、ご父母の教育が行き届いていたのでしょう、非常に真面目でしっかりした生徒でした。地元を離れ、下宿生活・・・心細い日々もあったと思いますが、一生懸命な生徒でした。どちらかと言えばおとなしく主将タイプでは無いのかもしれませんが、非常に信頼のおける、「一代目主将」でした。卒業後は関東の大学に進みます。頑張って下さい。

高綱中学校出身の矢花祐太(短距離・跳躍)は、2年次から陸上競技部に入部しました。中学校時代はバレーボール部、しかも入部当初は50m8秒台でしたが、コツコツ積み重ねた結果、100m13秒台まで伸ばしました。他競技から経験の無い競技に移るのは非常に大変なことだったと思いますが、一言も「辞めたい」と漏らすことなく、最後までやり通した彼の心の強さには感服しました。卒業後は福祉の仕事に就きます。頑張って下さい。

林、矢花の軌跡が、陸上競技部の伝統の始まりの軌跡でもあります。
彼らの行く末に、幸多からんことを願っています。
卒業おめでとう。

yamazaki